漫筆(まんぴつ)とは、その時どきの気分次第で、とりとめのないことを気楽に書いた文章を言います。
国会の朝
国会開会中、議員・秘書を始めとした国会関係者の朝は意外？と早い。
議員や秘書は仕事やその付き合いが多いから夜遅くまで時間的に拘束されていて、きっと朝は遅いのではないか、と思っている皆さんが多いかもしれませんが、漫筆その八にも秘書の一日を少し書いています（バックナンバーを見てください）けれど、意外や意外？ 朝８時から「ねむけまなこ」をこすりながらもキッチリ勉強しています。
選挙後に召集される特別国会を除いて、国会会期中にはたくさんの法律案が提出されますが、各政党ともその法律案のヒアリングや賛否について協議するためなどで朝８時から部会や勉強会がセットされています。特に民主党ではネクストキャビネット（ＮＣ）の各部門会議で、法律案関係の他、政策的課題に対するプロジェクトチーム、ワーキングチーム、議員立法を視野にした作業チームの会議などが連日開催されます。
特に火曜日から金曜日までの朝８時から午前中にかけては、ある程度開催時間の調整が行われていても、同時間での開会であったり、少しだけずれているだけという各ＮＣ部門会議のラッシュになります。というのも国会のオフィシャルな会議は１０時に開会というのが常なので、議員の日程が一番空いているのが、その前の時間帯である朝ということになるからです。
さて、民主党では会議室の予約手続きと会議開会準備はＮＣ各部門会議の事務局議員の秘書が手配します。議員会館の開館時間は７時４５分になっており、その時間に合わせて出勤し、あわただしく準備ということになります。
自民党の会議は、国会のすぐ隣にある党本部の会議室で朝食付きというものが多いようですが、民主党の会議は、議員会館の会議室で缶茶のみというスタイルです。以前にはサンドウィッチやおにぎりと牛乳が付いたこともありましたが、今は全く無くなってしまいました。あの頃が懐かしい…と思う反面、準備の手間が少なくなって良かった、という本音もまたありなのですが…。
今臨時国会のように２ヶ月弱で閉会になる国会は良いのですが、１５０日間の会期とその会期延長が常になっている通常国会では、火曜日から金曜日までの朝８時からの勉強会に連日出席するのは本音のところちょっと大変ですね。特に深酒をしてしまった翌朝などは…。 最近つくづく思います。先生方と同じように秘書にも宿舎が欲しい。
（文責：秘書くまがい）
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