漫筆(まんぴつ)とは、その時どきの気分次第で、とりとめのないことを気楽に書いた文章を言います。
一年を振り返って
7月31日、150+42日間の通常国会が閉会した。私にとっては参議院議員になってちょうど一年になったわけである。この一年を少し振り返ってみたいと思う。
小泉さんは「改革なくして景気回復無し。改革に自民党が抵抗するなら自民党をぶっ壊す」と、勇ましく公約して首相になり、「私の改革は着々と進んでいる」と公言しているが、この一年、果たして日本は本当に変わったのだろうか?
景気は依然低迷し、自民党の体質は旧態依然のまま、改革は一向に進まず、国民の負担は健康保険法の改悪と失業対策の失敗で増加の一途を辿っている。
さらには、政治家とカネにまつわる疑惑の真相解明と制度改正については、何らの責任も果たしていない。
やはり自民党にはこの国の舵取りをもう任せておけないと、痛感した次第である。
一方、私自身は参議院議員として、国土交通委員での活動を中心に、本会議での代表質問1回、国土交通委員会での質問6回、決算委員会での質問1回、倫理選挙特別委員会での反対討論1回の質問機会をこなした。 特に公約であった自動車関係諸税の簡素軽減化に関しては、国土交通委員会で扇大臣に、決算委員会で塩川大臣に質問し、税のユーザー負担の意味合いや車体課税が国際比較で過重との認識を深めさせることができたと思っている。
また、民主党内での活動としては、税制、年金、雇用などの勉強会や国土交通、経済産業、厚生労働などの部会に積極的に参加し、研鑚に努めてきた。
さらに、第23回日本・EU議員会議(5/22〜23ブリュッセル)に参議院を代表して出席し、EU議員と経済対策や失業対策などについて意見交換の貴重な機会を得た。
この一年は新人ということもあり、国会自体に慣れることや情報と知識の吸収に重きを置いた活動であったが、二年目はこれまでの経験を活かし、積極的に発言し、行動して行きたい。
今の日本に必要なことは、日本中に張り巡らされた利権構造を壊す。税金の無駄遣いをなくす。政治に対する信頼を取り戻す。安心できる社会保障制度を国民に提示する。政権交代を早期に実現する。
日本を改革できるのは、自民党を土台にした小泉改革ではなく、利権と無縁な民主党が中心となった政権での改革と確信している。
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