漫筆(まんぴつ)とは、その時どきの気分次第で、とりとめのないことを気楽に書いた文章を言います。
永田町言葉
政界には政治家や官僚が日常使っていながら、一般国民にはよく意味のわからない言葉が結構あります。 それらは国会の所在地(千代田区永田町)に引っ掛けて「永田町用語」とか「永田町言葉」などと言われています。
最近、本会議や予算委員会などの国会TV中継の視聴率が高くなってきたと言われています。その中で、閣僚や官僚が「前向きに検討します」とか「善処いたします」などと答弁しています。その言葉をそのまま素直に受け取れれば、何も問題はないのですが、実はそれぞれ「まあ、聞いておきましょう」とか「まあ、考えておきましょう」くらいの意味になります。
また、「永田町言葉」の大きな特徴の一つとして、日本語で普通に言えば良いものを英語で言ってみたり、簡単な言葉をわざわざ難しく言ったりする、ということがあります。だいたいこんな時は、自分たちに都合が悪い時に使うというのが、常套手段のようです。 ちょっと例を出してみましょう。
不良債権処理のスキーム⇒ 不良債権処理の計画 BSE対策⇒ 狂牛病対策 公的資金の投入⇒ 税金の投入 平和的解決⇒ 金銭的解決 などなど。
こんな「永田町言葉」で、様々なことを曖昧にしてきていたから、きっと永田町や霞ヶ関の住人たちは、国民からの信頼を失ってしまったのではないでしょうか。
小泉さんの人気が高かったのもこんな言葉をあまり使わなかったからだと思いますが、最近、「できるだけ早く」という言葉を良く耳にするような気がします。果たしてこの言葉の真意は? 皆さんは、どう考えます?
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