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漫筆永田町
漫筆(まんぴつ)とは、その時どきの気分次第で、とりとめのないことを気楽に書いた文章を言います。

その56

「ザ・ねじれ国会」

しつこく続いた猛暑を感じなくなったかと思えば、あっという間に肌寒い季節となりました。気温の急激な変化を伴うこうした気候は、体調を崩させるだけでなく、ふいに到来した秋を、間もなく吹き流してしまう様で、切ない思いもします...
とはいえ、季節は早々と移り変わりゆくもの。諸行無常の変化に遅れをとらないためにも、常に新しい目標に向かっていくことが大切かもしれません。

さて、表題にもありますが、今日の国会は「ねじれ国会」、あるいは「逆転国会」と呼ばれ、わが国の政治史の中でもまれにみる状況となっています。

参議院で第一党となった民主党は、すでに「年金保険料流用禁止法案」を始め、「被災者生活再建支援法改正案」、「障害者自立支援法改正案」、「特定肝炎対策緊急措置法案」、「イラク支援特別措置法廃止法案」、「農業者個別所得補償法案」、「労働契約法案」など、立て続けに法案を提出しています。公約どおりに攻勢にでるのはいいのですが、同時に、いよいよ法案成立に向けた具体的な戦略も考えていかなくてはなりません。

しかし一方で、衆議院においては依然として自公連立により3分の2以上の議席が占有されています。果たして、参院選の結果により、私たちの国会は多少なりとも変化し、民主党独自の議員立法による法案を、実際に成立させることは可能なのでしょうか?

一言で言えば、民主党議員立法の成立の可能性は、以前に比べれば、格段に拡がったといえるでしょう。その根拠は、大きく3つの論点で整理できると思われます。まず第一に、さる参議院選挙において、民主党が第一党となる議席を得たこと。このことにより、このたびの政策論戦において、民主党の生活第一の政策が、より多くの国民の方々から支持を得たということが証明されました。

第二に、政府・与党側がこれまでのような強行路線を続けることが困難になり、同時に閣法の成立もむずかしくなったということ。参議院で政府案が否決されても、与党が3分の2の議席を持つ衆議院で再議決をし、押し切ることは依然可能です。しかしながら、そうした強行的な国会運営を続けることは、参院選で示された国民の意思を否定することになり、行き過ぎれば、さらに与党側の首を絞めることになります。 

第三には、政府・与党が民主党の政策案に歩み寄らざるを得なくなったということ。上記第一、第二の情況を勘案すれば、政府・与党も一部の法案の成立は諦めざるをえないばかりか、民主党案にも少しずつ賛同していかなくては、国会が停滞してしまいます。

以上のような論拠の上に立てば、重要案件における民主党の議員立法が成立する日も、そう遠くはないといえるのではないでしょうか。

「参院で与野党逆転したことで、確かに生活が変わった!よくなった!」といった声を実現するためにも、真摯に政策論議をしていく民主党の手腕はもとより、国会全体の働きがさらに問われていきます。いけぐち修次への引き続きのご支援を、何卒、よろしくお願いいたします。

(政策担当・・・長谷)

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