漫筆(まんぴつ)とは、その時どきの気分次第で、とりとめのないことを気楽に書いた文章を言います。
「生活保護」より低い収入で、活力ある社会が維持できるのか。
ゴールデンウイークはいかがでしたか？ ご家族やお友だちと、思い思いに、愉しい連休を過ごされたことと思います。木々の緑が、一段と深まる風薫る５月。日差しにも、暖かさが加わり、とても気持ちのよい季節です。
一方で、「５月病」という言葉の通り、新社会人や新１年生にとっては、新生活の緊張がほどけ、体調を崩しやすいのもこの頃。ストレスをためないように、余暇をうまく使って、気分転換することが大切だそうです。民主党は今国会に「格差是正」のための緊急法案を提出しました。（格差是正緊急措置法案）この法案は、最低賃金の引き上げ、非正規社員の正社員化の促進、医師不足問題など、格差を是正するために、緊急に対策を講ずべき項目について、行動計画を定めるよう政府に義務付ける内容です。
これまで政府与党は格差の問題を明確に認めようともせず、民主党の法案に対しても「実現性に乏しい」、あるいは「経営者を圧迫する」などの批判をおこなっています。私は、そのような政府与党の姿勢に憤りを感じます。小泉政権下で進んだ深刻な格差の現実を直視するなら、国民生活の立て直しのため、緊急に対策を講じることこそが責任ある政府の立場でなくてはならない、と考えるからです。
たとえば、次のような問題が起きています。ある県の最低賃金は月収に換算して、手取りで約９万４千円です。一方で、同県の「生活保護費」は、月額で約１０万２千円だというのです（厚生労働省試算）つまり、最低賃金が、生活保護を下回るという現象が生じているのです。皆さん、いくら頑張って働いても生活保護以下の収入しか得られないとしたら、果たして、勤労意欲がわくでしょうか。私は、このような矛盾を放置しておけば、勤労者世帯の生活に深刻な影響を及ぼすとともに、これまで日本経済の成長を支えてきたサラリーマンの活力を失いかねない、とたいへん危惧しております。
こうした問題が表面化するなか、選挙を意識してか、政府与党も今国会の労働関連６法案のなかで、最低賃金法の改正案やパート労働者と正社員との待遇差別を禁ずる、パート労働法改正案を提出しています。しかしながら政府の説明では、経営側への配慮が色濃く滲みでており、勤労者の生活を改善するための最低賃金の引き上げとはなっていません。また、パート労働法では、その対象が正社員並みに仕事をこなすパートに限定しており、不十分な内容だと言わざるを得ません。
民主党が提出した緊急措置法案では、最低賃金の大幅引き上げにより、勤労者の生活レベルの改善を図ることや、パート全体を対象とした、待遇改善、非正規社員の正社員化の促進、を打ち出しています。たしかに、賃金や処遇の改善が経営者に対し、少なからず影響を与えるのは事実です。しかし、勤労者の活力を失うことは、それ以上に重大な影響を与えるという認識をもつ必要があります。
スタミナ料理に付きものの野菜といえば「ニラ」です。
疲労回復に効果があるビタミンＢ１が、豊富に含まれているそうです。
連休明けで、どうも体がだるいなぁ、と思ったら、
ニラの入った料理がお奨めですよ！
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