漫筆(まんぴつ)とは、その時どきの気分次第で、とりとめのないことを気楽に書いた文章を言います。
後半国会の話
民主党の小沢一郎新執行部が4月11日に再出発してから、アッと言う間に1か月が過ぎました。直後の衆議院補欠選挙に勝利し、『選挙に強い小沢神話』の健在をしめしたこともあるのか、民主党への支持率も徐々に回復してきました。政権交代へ向けた民主党の再チャレンジにご期待ください!
150日会期の今通常国会(会期末6月18日)も、残すところ1か月となりました。国民生活に重大な影響を及ぼすことが予想される「行政改革法案」は参議院で大詰めの審議を迎えていますが、「医療改革法案」や「共謀罪法案」は、先議される衆議院での採決日程も視界不良の状態が続いています。そのような国会情勢の中、与党は「教育基本法改正法案」を国会へ提出し、「国民投票法案」も与党単独で提出する構えを見せています。
小泉総理の下、先の衆議院選挙を与党で衆議院議席の3分の2超で勝利して、今国会はそれこそ小泉政治の総決算と、どんな法案も力尽くで、成立させる腹積もりのようでしたが、小沢民主党の誕生と後継総裁レースに気を取られていることもあり、どうも国会運営に驕りと迷走が見られるようです。
残す会期も約1か月で重要法案山積の状況を見ると会期の延長は必至と言われていますが、その延長幅を巡っても自民党総裁レースの影響が色濃く出ています。最短で7月末まで必要との声や8月の中旬で閉会して8月15日に靖国神社へ参拝するとの声、求心力を保つために9月の総裁選まで延長すると言った様々な諸説が飛び交っているのが現状です。いずれにしても国民生活に重大な影響を及ぼすであろう重要法案を与党の自己都合だけで軽々に扱って欲しくはありません。
自民党総裁選挙と同じ9月には、党員・サポーターの皆さんにも参加いただける民主党代表選挙も行われることになりますが、こちらも未来の首相を皆さんが選ぶ選挙になる可能性も多いにあると思います。自民党の中で行われる擬似政権交代では、今の政治は絶対に変わりません。民主党の代表選挙も多いに盛り上がることが、政権交代に対する機運の盛り上げにつながると思いますので、国民の多くの皆さんの参加を期待しています。
また、後半国会の与党の動き、そして民主党の対応をぜひ注目してください。
(政策担当…くまがい)
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