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漫筆永田町
漫筆(まんぴつ)とは、その時どきの気分次第で、とりとめのないことを気楽に書いた文章を言います。

その37

解散総選挙を終えて

9月11日の衆議院解散総選挙の結果は、まさに衝撃的でした。

 8月8日の衆議院解散以来、選挙に向けた小泉総理の仕掛け・演出は絶妙なものでした。「刺客」「比例名簿への女性登用」などなど、『悪玉を仕立て、それに立ち向かう小泉』というこれまでの小泉一流のパフォーマンス、小泉劇場の魅力を最大限に発揮させるために練りに練った演出がなされました。その演出にマスコミも国民もまんまとはめられた結果が、あの与党で衆議院議席の2/3超となるのではないでしょうか。

一方の民主党は、郵政法案の対案を示さなかったという最大の対応ミスに始まり、党幹部による特定郵便局長会からの支援を期待する発言や自民造反議員との連携を巡る発言など、選挙直前の時期としては、政治センスの無い、耳を疑うような発言の数々によって、墓穴を掘ることになってしまいました。

岡田前代表の人柄もマニフェストの内容も、決して自民党に負けるものではありませんでした。それを裏付ける事実として、街頭における民主党マニフェストの有権者からの注目度は相当なものがありました。あれほど有権者の方々からマニフェストが欲しいと声を掛けられるとは、正直思ってもみないことでしたが、私が応援に行った先の選挙区では、それこそ飛ぶように民主党マニフェストが有権者の方々の手に渡っていきました。やっと日本の選挙も政策勝負に変わったのかなと思ったのですが…。

いずれにしても、与党で衆議院議席の2/3超という事態は、国民の誰もが予想し得なかった、近年例を見ない国会状況となります。そのような中で、前原新代表を戴いた新生民主党がどのような存在感を見せることができるのか?さらに参議院の存在すら否定されかねない国会情勢の中で、参議院民主党もどのような存在感を見せることができるのか?など、これからの民主党に課せられた責務は、日本の政治の未来に非常に重要なものになりました。

 

常識的には今後4年間は衆議院の解散は無いと見られていますが、何が起こるか判らないのもまた永田町です。民主党も党勢を根本から立て直し、07年春の統一地方選挙、その直後7月の参議院選挙、そして来るべき解散総選挙での勝利、そして政権交代の実現のために、池口議員はこれからも日本全国を精力的に駆け巡り、民主党への理解とより一層の支持を訴えて参ります。池口議員と民主党への引き続きのご支援をよろしくお願いいたします。

(政策担当…くまがい

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